10月29日(水)6年アスリート派遣事業「車いすバスケット選手」




10月29日(水)の3,4校時に、6年生はスポーツ庁の委託事業である「アスリート派遣事業」による「車いすバスケットボールの体験学習」を行いました。
講師は、現役選手で、車いすバスケットボールの日本代表女子選手の郡司渚名(ぐんじ なな)さんでした。
郡司選手は、生まれつき両足に障害があり、ゆっくりと歩くことはできますが、他の人のように速く走ることはできなかったそうです。
小学生の頃は、運動が好きでしたが、中学生頃から他の人と同じように運動ができないことからスポーツから疎遠になり、音楽を趣味にしていったそうです。ドラムを学び、バンドを組み、Vチューバーとしても活躍されたそうです。
そんな中で、コロナ禍で音楽活動ができなくなり、その期間に、お世話になっている方に勧められたことがきっかけで、車いすバスケットボールに出会ったそうです。
そこから数年間で、めきめきと上達していき、パラリンピックの日本代表の補欠にまで選出され、現在では、日本代表選手として、国際大会など、海外での試合にも出場して、活躍しているそうです。
そんな現役選手でありながら、日本全国の学校を渡り歩いて、このアスリートによる派遣ボランティア事業に参加しているそうです。
障害があっても、それは一人一人の個性であり、自分の好きなものを見つけて、それぞれに輝いていってほしいという思いを、子どもたちに伝えたい、届けたいという熱い思いを語ってくださいました。
今年度、足利市内で2校でケガこの事業に当選し、本日、東山小に来校されました。6年生は、郡司先生の生い立ちやこれまでの歩みを思い思いに傾聴していました。
その後は、車いすバスケットボール用の車いすに乗り、実際に操作しながら、最後は、5対5のミニゲームを体験しました。みんな大きな歓声を挙げながら、笑顔がはじけ、生き生きと活動していました。
郡司先生は、優しく、温かく、説明や体験談を語ってくださり、すばらしいアスリートでした。
どうぞ、これからも車いすバスケットボール選手として、多くの子どもたちの希望となって、ご活躍ください。本日は、本当にありがとうございました。


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